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日本のカラコンは使用期間が1ヶ月までしかないのは何故?

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2018年現在、日本で承認の取れているカラコンのレンズの使用期間は最長でも1ヶ月です。所謂マンスリーカラコンです。

日本で未承認の個人輸入系韓国カラコンなどはもっと長いもがありますよね。実は日本でも数年前までは最長1年間使用可能なカラコンがありました。

使用頻度とレンズケアの仕方にもよりますが実際は3ヶ月程度使用すると少し見えにくくなったりすることは多かったです。

そんな1年用カラコンが何故無くなったかというと、実は日本で販売されていたの1年用カラコンは1つの工場で作られていました!

※カラコンには販売元(メーカー)と製造販売元があります。製造販売元が製品を実際に作るのですが、全ての製造販売元が工場を持っているわけではありません。ほとんどは海外の工場へ製造を委託します。

ある日その工場で国に提出している承認書に記載されていない材料(UV吸収剤・着色剤)を使用して製造していたことが発覚し、一気に商品回収が発生しました。↓イノバビジョンです。

http://www.innovavision.co.jp/

当時は特に2週間、1年用の製品を多く作っていた会社です。ここは製造販売元の中でも工場を持っているところでした。長期装用タイプの製造にあたり希望のデザインの発色などを出すのに有効だったのではと言われています。

そんな大量の商品回収が発生したため、生産がストップ。各メーカーからの信用を失い、業界的にも若者のレンズケア不足が話題となっていたので1年用カラコンを作るメーカーがいなくなってしまいました。

ちなみにこの事件で使われていたUV吸収剤・着色剤は普通に使用される素材なので健康被害はありませんでした。むしろUVカットされてお得だったかも…?

ちなみにモテコンシリーズは元は1年用でしたが、今では1ヶ月用として再版されています。

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